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ストームは、日本の旧制高等学校や大学予科、旧制専門学校、新制大学などの学生寮などにおいて学生が行う蛮行のこと。バンカラの一種。 「storm」(嵐)を語源とする。ドイツ語読みの「スツルム」や、「ダークマーチ」などの呼称も存在するが、稀である。 「バカ騒ぎ」を基本とし、窓ガラスを叩き割るなどの破壊行為にまで至ることも少なくなかった。歓迎ストーム・返礼ストーム、街に出て気勢を上げる街頭ストーム、巨大な火を焚きそれを囲んで行うファイヤーストーム、夜中に入学の抱負などを言わせ説教のようなものを続ける説教ストームなどもあった。現在でも学生らによって「ストーム」と称する行事が行われる学校がある。無理やり饗宴に他者を巻き込んでいくストームという行事には、「俺たちはこんなに楽しいんだから、お前たちも一緒に楽しもう」といった類の連帯意識が底流にある。 。 == 旧制学校のストーム == たいていの旧制高校ではストームが行われていた。公式の行事ではないため、また、形が多岐にわたるため、起源の特定は難しい。明治30年には、よく知られている形のストームはすでに存在していたようで、また、明治20年ごろには、寮2階の住人が床を踏み鳴らし1階の住人は天井をほうきで突くといった行為がよく行われていたという。 旧制高校の学生生活を描いた作品には、夜、学生寮で睡眠中に叩き起こされストームが始まるという場面が描かれていることも少なくない。説教ストームを除き、デカンショ節や寮歌などの歌と踊りが伴うやり方が多く見られる。 真夜中に突如、鍋や太鼓を打ち鳴らし寮歌やデカンショ節などを蛮声で歌いながら、数人から数十人が互いに肩を組んだりして寮の廊下を踏み鳴らし、棒で壁や床を叩き、各部屋で寝ている者を叩き起して回った。ストームの被害にあった者には、布団越しに叩かれた者あり、服を剥ぎ取られた者あり、酒を飲まされた者あり、だったそうである。それをはやし立てる者、迎え撃つ者は水を浴びせる場合もある。 学校当局や寮の規則によって、時間帯や、試験期間中、対抗戦前などの期間によってストームを禁止していたり、あるいはストームそのものを禁止する場合もあった。しかしそれらは守られないことが多かったという。 戦後すぐの頃には食糧難のため生徒に充分な体力が備わらず、また戦況の悪化により旧制高校生も戦争に動員されたためストームおよび伝統の継承がままならず、ストームも沈静化したが、中には北杜夫のように従来のストームの方法を知る上級生によって活発に行われた場合も多々ある。 新学制への変化、寄宿舎の減少、男女共学により男子生徒の文化であるバンカラの衰退などにより旧制高校以来のストームは一部を除き消え去ってしまった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ストーム (学生生活)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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